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乙女ゲームの感想や攻略ブログです

Nintendo Switch「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-」感想

Nintendo Switch「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-」の感想です。  

 

 

 

 

 

作品概要  

ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-

ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-

  • 発売日: 2020/11/12
  • メディア: Video Game
 

 機種: Nintendo Switch

作品名: 「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-」

CERO: D(17才以上対象)

あらすじ: 第一次世界大戦後の南イタリア、ブルローネには3つのマフィアが台頭している。主人公はこの地に眠る聖遺物と関係があるせいで事件やマフィアの抗争に巻き込まれたものの、無事平和な日常を取り戻し、傍には恋人も…?ところが、マフィアに対する風向きが一層強くなってきた、翌年の1926年、再度困難に立ち向かうことになる。

 

*前作「ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-」の感想はこちら

otomegamefun.hatenablog.com

 

参考情報

キャラ別タイプ

・主人公(CV:無し)…おてんば、強気、優しい

・ダンテ・ファルツォーネ(CV:石川界人)…堅物、不器用、一途

・ギルバート・レッドフォード(CV:森久保祥太郎)…豪快、男前、紳士

・楊(CV:岡本信彦)…強引、気分屋、非情

・ニコラ・フランチェスカ(CV:木村良平)…ポーカーフェイス、過保護、嫉妬深い

・オルロック(CV:豊永利行)…年下、純粋、忠実

・隠しキャラ アンリ(CV:立花慎之介)…人間嫌い、物静か、精神崩壊

 ※ネタバレにつき隠しキャラは白字。見たい場合は文字色反転してください。

 

攻略推奨順

 ALTERNATIVA→隠しキャラ→楊→ギルバート→オルロック→ダンテ→ニコラ
 (一部攻略制限あり)
 ※ALTERNATIVA以外はBURLONE編を指す。
 ※ALTERNATIVA編内の攻略順はあまり気にしなくて良いが、初回はダンテがオススメ。
 ※ALTERNATIVA編はBURLONE編を気にせずいつでもプレイしても良いが、内容的にその後BURLONE隠しキャラを続けて攻略したい。もし1番最後に隠しキャラを攻略する場合は、バッドを先に回収しよう。

 

オススメポイント

 ・ボリュームたっぷりの「ピオフィオーレの晩鐘 」の続編!

 ・各キャラのトゥルーエンド後とFINALE後のストーリーが楽しめる!

 ・多くの新規キャラクターが登場し、前作以上のハードな展開が待ち受ける!

 ・大人の恋愛を美麗に描くイラスト!

 

攻略目安時間

 フルコンプまで35時間程度
 (BURLONE編エンド数ダンテ4、ギルバート4、楊5、ニコラ3、オルロック3、隠しキャラ7、ALTERNATIVA編エンド数6)
  ※ボイスをある程度飛ばしてプレイする場合

 

糖度

 甘め(前作と同程度で、恋人同士デートや同棲、身体の関係等、大人の恋愛。)

 

難易度

 普通
 (好感度が数値化され、前作よりは攻略しやすくなった。選択肢分岐もあるので、エンド回収には多少の試行錯誤は必要。)

 

評価 80/100

 「ピオフィオーレの晩鐘 」の続編で、隠しキャラ含め6人のトゥルーエンド後のBURLONE編とFINALEエンドの後のALTERNATIVA編の2つをボリュームたっぷりに描く。元々前作だけでしっかり完結していたところもあり、続編を作るにあたって強引な設定が多少あるのは否めないものの、上手くまとまっていてファンには嬉しい作品に仕上がっている。また、謎の多いままだったエミリオの正体等、真意を含め色々と新事実が明らかになったり、過去の回想シーンをあえて彼視点から描き、その時の心理が分かったりするのも楽しみの1つ。

 BURLONE編に関してはストーリーの分岐等仕組みは前作と同じで、新規キャラクターが多数登場し、殺し合いから主要キャラが容赦なく死ぬハードな展開も変わらず存在する。政治や環境の変化からマフィアへの風当たりは一層厳しくなっており、前作の結末時点から生き方が大きく変わるキャラもいる。FINALEエンド後のALTERNATIVA編は、皆と仲良い主人公が彼と友達からその一歩先まで進みそうな関係を描いており、恋人関係のBURLONE編とは違った新たな一面を見ることができる。ストーリーによっては猟奇殺人等、前作以上の胸糞悪い内容があるので苦手な方は注意。一般的な乙女ゲームのファンディスクのような、ハッピーエンド後の甘いアフターストーリーをただ楽しむだけの内容ではないのは、ピオフィオーレらしい。

 イラストは本作も変わらず非常に綺麗で、システム面もほぼ前作を踏襲しつつ、ALTERNATIVA編にはフローチャート形式を導入する等、新たな試みも見られる。ただ、ボリュームの観点からすると、本作のメインはBURLONE編かと思われる。

 

 

感想(ネタバレ注意)

ストーリー感想

 BURLONE編は前作トゥルーエンド後のアフターストーリーだからといって、容赦ないバッドエンドやマフィア同士の殺し合いは健在。そして猟奇殺人…。まさか続編でもこんなに重い展開が待ってるなんて思っても見なかった。選択肢ミス等による主人公の即死は相変わらずだが、危険人物の楊やバッドが多く、強いオルロックや立ち回りが上手いニコラはバッドが少なめと、キャラに応じた調整を感じた。1キャラにつき、全エンド回収するのに4時間位はかかり、前作より少し短いとはいえボリュームは十分あって驚いた。

 ALTERNATIVA編は、友人〜特別な関係に変わるまでを描いており、前作のFINALEルートのように、皆で協力し合いながら犯人を追う展開に。会話ではよくツッコミも入ったりして、マフィア同士仲良い姿が見られる。犯人は誰よりも残酷な殺し方で憂鬱になるものの、割と主人公サイドは危機が少なく最後まで落ち着いて見ていられた。1周目は4時間程度ではあるが、共通ストーリー中心に、選択肢によって道中のキャライベントとエンド内容が変化するのみで、個別ルートが無いため、2周目以降は既読スキップ使用して40分程度と短め。とはいえ、BURLONE編合わせトータル30時間を優に超える十分な力作で、続編でもしっかり作られた作品だと思う。

 BURLONE編は恋人後の関係を描いているため甘いシーンが多く、反面ALTERNATIVA編は糖度が控えめな代わりにキャラの意外な一面やエピソードを見ることができて、どちらも見どころあって良かった。

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↑BURLONE編、ALTERNATIVA編から自由にストーリー選択できる。

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↑ALTERNATIVA編はショートストーリーを読むと徐々に背景の時間帯が変化し、全部読んで夜になるとプロローグが始まる。

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↑本作もシナリオのコンプ状況が確認できる。ストーリー中はメニュー画面にも表示あり。

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↑辞書機能。本作も美味しそうなメニューが豊富。


 

イラスト感想

 前作と変わらず、本作も非常に綺麗。新規立ち絵の追加がほぼ無い(アンリのみ増えた)のは残念だったが、新キャラが多数いたから仕方ない。新キャラも全員美形で攻略できないのがもったいないくらい。いくら顔が良くてもセヴァスティアーノはどうあっても嫌だけど。

 スチル枚数は1人あたり差分無しでBURLONE編9枚、ALTERNATIVA編2枚ずつで、ストーリーのボリュームに対し枚数は少なめ。とはいえ、どれも美しく構図も工夫された素晴らしいものばかり。主人公の衣装も色々があってオシャレ。画集欲しい。

 なお、galleryにてスチル全てに彼からのコメントボイスが聞ける(コンプの特典スチルは除く)が、一言で終わっていた前作に比べ本作は嬉しいことにボリュームアップしており、全部聞くだけでも結構時間かかる。

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↑アンリの立ち絵が増えた!(前作はこの姿だと1種しかなかったからね…。)

 

 

システム感想

 本作では好感度が数値化されたので、愛キャッチが無くても正解の選択肢が分かって攻略しやすくなった。残念ながら選択肢ジャンプ機能は無いものの、チャプタースタートから好感度調整して再開できるし、スキップは高速なので、あまり気にならなかった。

 前作と同様にMeanwhileStoryは量が多い。相変わらず2周目以降も、以前のプレイ時に読んでいたかどうかは判別できない。効率的プレイを意識するならば、1周目の時点で漏れなく読んでおき、既読スキップ中も飛ばすように設定するのがオススメかな(新規追加は多分無さそう)。でもあえて1周目は読まずに、裏で何が起きてるか分からないまま進めるのも面白そう。

 新規導入されたARIAは、彼目線から描写した回想シーンが読め、前作の繰り返しにならずに彼がその時どう思っていたのか知ることができてとても良かった。アンリのみ2つ、他キャラは5つと数は多くないものの、本編の邪魔にならない量で丁度良い。

 ALTERNATIVA編のフローチャートは見た目はボリュームがあるように見えても、1つ1つのシナリオ自体は短い。チャートは横に長くて縮小、拡大表示できないのが少し見にくいが、大団円以外は条件が簡単で見る必要は大してなかった。とはいえ、分岐条件が全て明記されており攻略が簡単になるのはありがたい。

 マニュアルが前作よりもしっかりと作られており、誰でも戸惑うことなくプレイしやすくなったのは地味な改良点かも。本作もスチルの無いシーンのリプレイ機能は無いからセーブしまくろう。 

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↑高感度が数値化されて分かりやすい。

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↑ ALTERNATIVA編のみフローチャートあり。マニュアルに詳細な説明があるが、読まずとも使い方は理解はできるのでご安心を。

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↑マニュアル。前作よりもしっかりした内容。


 

キャラ別ストーリー概略&感想(ネタバレ注意)

ダンテ・ファルツォーネ

 ダンテと恋人になった主人公はファルツォーネの屋敷で暮らしており、彼やファミリーの役に立つために、ニコラの提案で今後の情勢を鑑みて英語を勉強始める。ダンテから度々経済や英語を教わるうちに、英字新聞や本を読めるようになっていく。主人公はある日、街でテオと名乗る青年と出会い、主人公を妹みたいだと話した以降、何度か遭遇する。一方ダンテはアンリと出会い親しくなっていく。

 ローマから来たファルツォーネ家の遠縁ラウルは、裏でダンテに不満を持つ幹部やニコラを焚きつけファミリーの崩壊を目論むも、ニコラのダンテに対する忠誠心が固く失敗に終わる。だが、ラウルの背後には何者かの協力が見え、あえて殺さずに泳がせることに。反逆者への制裁が済み、今後の経済活動のためにニコラはアメリカへ渡る。その間主人公は学んだ英語を活かしてダンテを手伝ったことで、ファミリー幹部にも認められていく。一方ニコラはシカゴでのヴィスコンティの怪しい動きに気付く。

 ローマでギルバートとラウルの会合があると聞き、ダンテは主人公を連れてブルローネを出て探りに行く。するとギルバートから接触してきて、六凰会や教国が絡みヴィスコンティがファルツォーネを潰す思惑があったことを知らされる。ギルバートはダンテと主人公を大切な友人として、裏切ることはできなかった。拷問の結果ラウルからようやく黒幕が掴め、エミリオの手引きにより直接会う機会が設けられ…?

 

 どう考えてもテオが黒幕な訳だが、主人公とダンテを狙った理由が理不尽かつ身勝手なもので、不幸な目に遭っていたとはいえ全然同情できなかった。アンリですら自身の恨みを捨てて、テオへ正論を畳み掛けストップする始末。そもそも主人公の親は既に死んでたと個人的には勘違いしてて、主人公が教会に引き取られた後も存命でテオを孤児院から引き取った後に結局両親だけ殺されてたとは…余計に辛くなるから知りたくなかったかも。合掌。

 最終的に鍵の乙女が理由でマフィアに両親が殺されたことを再度突きつけられ、結果テオも人生を翻弄された挙句に義理の妹である主人公へ複雑な思いを抱いて死に、アンリはダンテを庇って死ぬ等、色々後味は悪かった。作中、ダンテはマフィアのカポとして生き続けることを決意しており、心を殺して裏切り者への粛正や拷問を行う姿を見せていた。血で汚れながら罪を背負って主人公と生きるとは、こういうことなのかもしれない。ただ、政治的にもマフィアの未来は厳しく今後どうなるか不安は拭えない。

 ヴィスコンティと対立するバッドエンドは、ジュリアやレオ含め屋敷にいたファミリー全員が殺されてほぼ壊滅状態に持っていかれた上、ダンテの爪の甘さから主人公は殺され、絶望したダンテはアンリに殺してもらうという、ショッキングな結末だった。恐らくその後確実にニコラが狂いながら、人員の少ないファルツォーネを立て直すのだろうな…。前作から引き続き、マフィアとしては優しすぎるダンテを補うニコラの冷徹な判断は見事なものだし。

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↑甘党なダンテだから、一緒にスイーツを楽しむことができて幸せ。

 

 

ギルバート・レッドフォード

 主人公はギルバートと付き合ってからも教会に住み、屋敷を訪問してはオリヴァーの手伝いやギルバートと過ごしていた。ところが、シカゴからブルローネへやって来たユージーンが厄介な案件をヴィスコンティへ持ち込んでくる。シカゴの組織から逃亡がてら盗んだ麻薬と引き換えに金を要求してきたのだ。しかもユージーンは死んだと思われていたギルバートの父親でしつこく追いすがり、さらにはシカゴマフィアのジャックがユージーン殺害にブルローネ中を探し回る。

 州知事が変わってマフィア弾圧が一層強くなり、ギルバートはシカゴ進出の足掛かりを掴みに奔走する中、街中では無差別な殺人事件が度々発生する。六凰会がブルローネマフィアへの報復のために袁を遣わしたようで、主人公はヴィスコンティの屋敷へ避難する。袁は容易く楊に重傷を負わせるほどに腕が立ち、誰よりも恐ろしい雰囲気を漂わせる。ギルバートはシカゴ行きへ主人公を誘ってくれるが、それは故郷ブルローネとの別れを意味していた。

 悩むも主人公はギルバートの提案を了承する。だが、麻薬は袁の元に渡ってしまい、シカゴ進出には六凰会の対処が必要になった。そのうえ、教国からマフィアは見限られ後ろ盾が無くなり、オルロックは教国の刺客から皆を守って絶命。袁は主人公を人質にブルローネマフィア全てを六凰会の配下に入るよう脅してくるが、ギルバートはとある賭けを提案して窮地を救おうとし…?

 

 色んな顔を見せるようになっていたオルロックが死んでしまいショックだった。教国が遺体を引き取ったのか、主人公の手で埋葬もできないし。自分の命と引き換えに教国の刺客多数相手を倒しきったオルロックはさすがだが…。こんなにも早く教国がマフィアとの関係を捨ててしまうとは衝撃だった。最後の袁との対決では武力ではなく交渉によって解決できたのは、ギルバートの強みが活かされてて良かった。袁は楊以上に強いのに、ずっと回りくどいことをしていた訳にも納得。

 実は生きてたギルバートの父親ユージーンは、想像以上に最初から最後までクズで救いようがなかった。そりゃギルバートも嫌って当然で、反面教師として育ったか。でも腹違いの弟ジャックともに多少陽気なところは父親に似たのかも。シリアスなシーンなのに、ジャックやユージーンが発言すると空気が一気に和んでしまうあたり、全登場キャラの中では異質な雰囲気を持っていた。

 バッドエンドルートでは、主人公が剣を避けたところ身体を強く打ち、なぜか記憶喪失になってしまう。マフィアと関係が深まった昨年からの記憶だけ失う理由がよく分からなかったが、前作とのエンド内容と被らないようにしたかったのかも?目が覚めなくなってしまう展開はダンテであったからね。シカゴ行きが 主人公のせいで台無しになってしまったのは残念だが、何度も見舞いに来て悔やみながらも優しく見守ってくれるギルバートの姿が見られる。

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ヴィスコンティの皆の前で堂々とイチャつこうとするギルバート。

 

 

 主人公は楊の側で生きることを選び老鼠で暮らしていた。楊は主人公に対し執着はしていても、それがどんな感情かは未だ理解できずにいた。そこへ六凰会の袁が、老鼠の次席に睿を送り込む。平然と自分が間者だと告げる睿の態度を楊は気に入って採用する。睿は非常に優秀でファルツォーネとヴィスコンティの残党を刈っていく。睿に嫌味を言われた主人公は、今の生活が老鼠が多くの人間を傷付けて得た金で成り立っていることに改めて気付かされる。

 睿の報告を聞いていた袁本人もブルローネを訪れ、楊に六凰会の順列2番目の人物を倒そうと持ちかけてくる。だが、楊は袁を嫌っており、今まで幾度も殺しを仕掛けては負けていた。袁は楊に似た雰囲気があっても、楽しみを知らないという点で決定的違いがあった。袁は楽しいという感情を知るために、楊や睿といった自身を殺そうとする存在を周囲に置いていた。

 教国ではファルツォーネの壊滅でエミリオが失脚しており、テオがロズベルグの命を人質にオルロックを操って主人公の命を狙う。さらに袁までも人間らしくなった楊に幻滅し、教国からの依頼もあって主人公を殺そうとする。主人公を狙った毒に楊は倒れるが、睿の処置や主人公の懸命な看病により復帰する。睿は主人公のことを認め、自身の非を詫びる。楊は機を見計らってオルロックに勝利し、袁に挑むが…?

 

 なんと、化物扱いされる楊を超えた存在の袁が登場。あの楊でさえ呆れるほどの歪んだ性格をしており、不思議と楊が普通に見えるレベルにヤバイ人物。袁はオルロックとほぼ互角の強さで、楊が一切勝てなかったのも仕方ない。六凰会序列1位はさらに化物らしいので、どんな奴なのだろう。リーに代わって老鼠の次席となった睿は、いつも怠そうな口調と態度ながら、実際は真面目に働く有能な人物で、上司からいつもこき使われてばかりで見てて同情する(リーもそうだったけど)。最初はキツイ態度を取っていたのに、次第に主人公と仲良くなっていけるのが嬉しく、攻略できないのが残念だ(そんなことになったら楊に殺される)。なお、楊は部下をしっかり観察しており、正しい評価と報酬を用意する、上に立つ者として相応しい働きが見られ、ただ強いだけじゃないことが証明された。

 オルロックは教国のせいで可哀想な役目を負わされ、主人公を殺すか楊に殺されるかしか無く、どうしようもなかったのが悔しい。しかもロズベルグが自分の父親だと知らされるし、オルロックの胃がヤバそう。ロズベルグは拷問を受けたせいか、前作に比べてオルロックへの考え方が変わって思いやりを持てていたのが唯一の救いかな。オルロックの死後、即殺されちゃうけど…。

 それにしても楊ルートは相変わらず選択肢ミスによるバッドエンドが多くて笑った。せっかく両思いになれたかと思ったのに、本作でも平気で飽きて捨てられるパターンがまたあるから楊は本当に侮れない。楊の側にいるには危険がいっぱい。ラストでの袁が楊を殺そうとするシーンであえてトゥルーエンドもバッドエンドと似たような展開になっており、まさかまた新たなバッドになったかとハラハラさせられた。主人公を守ろうとせず、あえて殺しにいく方が助かるとは。でも、前作では主人公を殺してでも生き残ろうとしてた分、バッドで楊が主人公を守って死ぬ姿は感動した。トゥルーで最終的にはロンドンではなくシカゴへ行くことになり、アメリカを舞台にした話が作れそうだね。

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↑楊がここまで貶す袁に振り回され、苦虫を噛み潰したかのような表情ばかりに…。

 

 

ニコラ・フランチェスカ

 主人公は教会で暮らしながら、恋人のニコラへ度々機会を見つけては会いに行く日々を送っていた。主人公を守るために殺害した刑事ロベルトの父親が州知事となって、一層マフィア弾圧が強まり、ダンテが警察に逮捕されてしまう。そのうえ、ヴィスコンティの屋敷が何者かに襲撃され、ギルバートは生き残ったもののオリヴァー含め多くの構成員が死に、大打撃を受けてしまう。身の安全のためフランチェスカの屋敷にギルバートと主人公を匿いつつ、ニコラはダンテ解放に向けて尽力する。

 ニコラは暗殺や人質、ラウルを陥れる等マフィアらしく手段を選ばないものの、主人公へ嫌われるのを怖がって汚れた自分を隠していた。それでも主人公はニコラが心を痛めながら人を殺めているのだろうと信じ続け、無事ダンテが解放される。しかし、街中では殺人事件が続き、教国は政府にすり寄ろうと聖遺物の解放を望む等問題は尽きない。そのうえ、テオから鍵の乙女の秘密を聞いた主人公は、ニコラと血が理由で惹かれあったのかと不安に感じる。

 主人公の身を案じたテオはダンテへ奇襲をかけて失敗、ロズベルグを殺した恨みもあってオルロックに殺される。ニコラはエミリオに聖遺物の伝承について聞きに行ってローマから帰る際、死んだはずの楊から襲われ辛うじて逃げ切る。ヴィスコンティや街中での事件は楊の仕業だった。血の縛りや今後の情勢から、ブルローネでのマフィア存続が厳しいことを見越し、ニコラは聖遺物の解放を主人公に告げ、罪を背負って欲しいと指輪を渡すが…?

 

 前作含め今まで一切解放されることのなかった聖遺物が、まさかダンテではなくニコラで解放されるとは…!しかも遺跡を焼いて消滅したかに見せかけた肝心の聖遺物をこっそり持ち出しちゃうあたりは、さすがニコラとしか言いようがない。教国とは既に対立関係で、イタリア政府によるマフィア弾圧が激化しており、今後ファルツォーネファミリーはアメリカへ渡ることになるが、聖遺物の切り札あるから安心感がすごい。結果的にはダンテが血の定めから自由になり、ニコラの願いも叶うことになるのも良かった。恐らく同じく役目から解放されただろうエミリオも内心は大喜びなのでは。

 ストーリーの序盤は、ギルバートと楽しく食事してた直後にオリヴァーが亡くなって、ヴィスコンティがほぼ壊滅状態となってしまい、衝撃を受けた。しかし、気付けばフランチェスカの屋敷にはギルバート、ダンテ、オルロックらが集まるようになり、アンリやラウル等主要な敵対人物が陰で葬られ、残ったテオは主人公への愛情が生まれている等、全体的に物語が大きく動いて面白かった。何より本ルートは主人公が知らないうちにテオを攻略していたのは微笑ましい。死の間際での主人公への思いを描写したシーンは非常に悲しかったが…。

 また、前作はニコラが主人公に辛くあたってしんどかったものの、当然本作ではそういったことはなく、最初から最後まで甘々で破壊力が高かった。いつも愛の言葉を囁いてくれ、何度もプロポーズの言葉は聞けるし、主人公から離れる際は必ずキスしてくれて、糖度は5人の中で最も高いと感じた。ニコラは主人公を不安にさせたくないとの気持ちから、離れていても律儀に電話を入れてくれて、非常にマメな性格してる。なお、バッドエンドルートは、主人公が死に、ニコラの後追い自殺を予感させる終わり方だったのが悲しい。ダンテは敬虔なクリスチャンだから自死はできないけど、ニコラは神への信仰心が厚くないからか…。どんなに心が辛くても、一応未来のファルツォーネのためにある程度仕事は終わらせてから死を選択するあたりは、真面目なニコラらしい。

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↑ニコラの拗ねる姿は可愛く、声も聞いててくすぐったくなる。

 

 

オルロック

 主人公はオルロックと教国で平和に暮らしていたが、オルロックは使徒の役目を失っておらず、エミリオから新たな使命が下される。使徒代理としてブルローネに派遣されたヨハンが教国の命令を無視しているため、連れ戻すか場合によっては殺害せよと。2人で共にブルローネへ向かうと、まず待ち構えていたのはヴィスコンティ率いるギルバートだった。

 以前は殺し合った相手のギルバートだが、今回は協力を申し出てくれる。というのもオルロックが他のマフィアを崩壊させた結果、現状ブルローネはヴィスコンティがほぼ実権を握り、恨む理由が無くなったため。ただし、オルロックに対して恨みを持つ者は少なくなく、レオやヨハンから襲撃を受ける。右手が義手で多少ハンデはあってもオルロックは簡単に退ける。エミリオは度々主人公達の元を訪れ、内心は自身の呪いのような役目から解放されたいとずっと願っていた。

 エミリオの頼みでアンリはヨハンとオルロックの話し合いの場を設けてくれる。ヨハンがオルロックへ恨みを持つ理由を聞き、オルロックと主人公は生きる覚悟を語る。ヨハンの復讐心は鈍り、陰で話を聞いていたレオも仇討ちを一旦諦める。おかげで一時的に平穏が訪れたかに見えたが、主人公はラウルに攫われてしまう。主人公が銃で撃たれそうになったところをエミリオが庇って死に、罪を背負う決意を固めたオルロックはラウルを殺害する。そして、鍵の乙女や使徒の役目から逃れるために教国との決別を決め、ヨハンと決着をつけることにするが…?

 

 前作では全マフィアに加えロズベルグから逃げ出し、味方が一切いない状況に絶望していたが、今回は最初からギルバートが仲間になってくれて、オルロックの義手のハンデがありながらも敵もそこまで強くはなかったので、心穏やかに過ごせた。前作では半信半疑だった、ロズベルグからオルロックへの愛情も示された。レオが今まで見たことないほど苦しみ、敵対してしまったのは悲しかったけれど、なんだかんだでラストは協力してくれてホッとした。

 また、今回でエミリオに関する全ての疑問が解消されてスッキリした。死んでも別の体で今までの記憶を持って生きていくから、外見は子供でも誰より大人びた雰囲気を持っていたのか。それに前作で役目の割にどのルートでもファルツォーネを積極的に応援してはいなかったのも納得。ただ、バッドエンドルートであっさりテオに騙され、そのうえ自分の利益を優先したことにビックリ。特殊な立場でも、一応人間なんだと実感した。

 どんな状況下でも相手を殺さないよう立ち回ってみせるオルロックの実力は圧倒的で、負傷しても教国が使徒として手放したくない気持ちはよく分かった。でも他の使徒候補達が頑張ってくれれば無事引退できたのにね。最後には、「何が何でも殺さない」→「主人公に危害を加えようとする許せない人物なら殺す」方針へと、柔軟な考えに変化していったのは現実的で良かった。多くの人の血で濡れているマフィアのカポ達とも生きていける強さを主人公は持っているから、さらなる罪を抱えても生き続けようとするオルロックをちゃんと支えていけるはず。前作での教国で庇護を受けるエンドより、今回ハードな生き方を選択した本作の結末の方が好き。

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↑これ以上格好良くなったらどうなるんだろう、成長が楽しみ!

 

  

ALTERNATIVA

 3つのマフィアが手を組み、教国の指示を受けてカジノのディレットーレの企みを阻止した翌年、何者かに盗まれた聖遺物の鉄王冠を取り戻すよう再度命が下される。犯人はファントムと名乗り、レコードを介してブルローネに眠る聖遺物を自分の元へ渡すよう要求した後、教会を爆破した。聖遺物の解放は選択せずに、主人公はマフィアの元で暮らしながら、皆それぞれファントムの正体を探ることになる。

 ファントムは街で残虐な殺人を犯す度にレコードを主人公に届ける。しかし、ファントムは自分を探せと言うが、大したヒントは与えず、またディレットーレのような話し方でもどこか違和感があった。そのうえ、市警は上層部からの指示によりマフィアを陥れるため一切動かず、ほとんど頼りにならない。次第に被害者がこちらの顔見知りを対象にしていることや、毎度レコードで仰々しく話す内容には戯曲のフレーズが組み込まれていることを突き止める。

 そしてついにファントムの正体は、ディレットーレが自身の身分を手に入れるために殺したセヴァスティアーノ・ガリエだと分かる。一家全員殺され家を乗っ取られた中、重症ながら生き残り、既に死んでいたディレットーレを聖遺物の奇跡で蘇らせようと企んでいた。聖遺物の解放にはもう1つの手段があり、それは街の大半の人間を殺すこと。計画実行の当日、ファントムの行方を突き止め、阻止に向かうが…?

 

 ファントムの殺し方が、ここでは書き表したくないほど毎度残虐過ぎて吐き気がした。幼い子まで平気で手にかけるなんて本当に狂ってる。愛憎心からアンリを一旦蘇らせて殺すため(そもそも聖遺物にそんな力が本当にあるのか不明)だけに、5000もの人々を生物兵器で殺そうと考えていたり、愉悦のために街中の人々を大勢殺したり、本人がいくら不幸な目に遭ったとはいえ、極悪非道な人物である。せっかく火事の後、優しい老夫婦が救ってくれたと言うのに、元々の性格からしサイコパスだったので救いようがない。

 各キャラエンド分岐し、どのキャラも主人公に対して好意は抱いてはいるものの、今後の2人の関係性をほんのりと示唆するのみで少し中途半端な終わり方だった。ファントムも追い詰めるとあっさり自殺してしまうし、凝ったプロローグにワクワクしていた分、ストーリーが全体的にあっさり気味なのは少し残念だったかな。BURLONE編アンリルートの前座みたいな印象。でも、大筋の話は同じでも、誰と過ごすかで道中のストーリーが結構変わって、飽きずに楽しめたのは良かった。フラグによっては細かいところで会話に変化もあって、割と作り込まれている。あとは各キャラ少しだけ感想を。

 ダンテは、シュガーポッド片手に人差し指で秘密にするスチルの表情が妙にエロかった笑。相変わらず奥手で、主人公も鈍感だから早めに想いを伝えないと他の4人から主人公を奪われちゃいそう。

 ギルバートは、ファントムの一家殺人を止めることができたシーンはとても喜んだ。ラストに気持ちを伝えつつ、ウブな主人公を尊重して頑張って待とうとする健気な姿勢には泣けてくる。

 楊は、前作FINALEから彼と初めから対等に渡り合ってきたせいか、どこか主人公を認めてる節があって、正直BURLONE編よりも良い関係を築けそうな気がした。

 ニコラは、従軍経験の話や苦手な食べ物を本気で嫌がる等、BURLONE編では主人公に見せたがらない彼の姿を知ることができて嬉しい。エンド後どうアプローチしてくるか気になる。

 オルロックは、膝枕してくれた時のスチルの表情が勇ましくて格好良い。今後も友達のまま終わりそうな予感…果たして2人は将来結ばれてくれるのだろうか?

 大団円は、終盤ストーリーに変化があって、主人公はファントムに連れ去られるも、難なく解決してスチル無しは悲しい…。でもオルロックが使徒引退できたのは嬉しいかも。教国から与えられた3年の猶予を使って彼らがどういった未来を選ぶのか分からないけれど(また続編作れそう?)、このまま仲良く平和に暮らせるといいな。

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↑好き嫌いのないオルロックでさえ、リコリス食べてこの反応。

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↑楊に対していつも辛辣なツッコミを入れるニコラ。

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↑ギルバートまで楊に辛辣で、気付けばダンテやオルロックも楊をボロクソ言ってるような笑。

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↑大団円はやっぱりいいものだ。

 

隠しキャラ

 主人公はアンリと親の無い子達を引き取り、フランスで人目を避けて穏やかな生活を送っていた。子供達から2人の関係を聞かれていても答えられない複雑な関係で、互いに惹かれつつあってもアンリは主人公に距離を置く。ある日、主人公とアンリが街で食事を取っていた少しの間に、子供達が何者かに殺されていた。遺体の側に置かれたカードから察して、アンリは主人公を連れてブルローネへ行く。

 マフィア達はアンリを警戒するが、最近街では元カジノ関係者が全員殺される等不審な動きがあって、解決のため一時的に見逃してくれる。アンリは強引に主人公をファルツォーネ家へ預けて1人で犯人を追い始めるが、主人公がずっと落ち込んでいたため、周囲はアンリの元へ戻るよう取り計らう。アンリの予測通り、犯人は過去に殺そうとして生き残っていたセヴァスティアーノ・ガリエで、アンリに心酔して死んだアンリの姉の人形を作ろうと墓から遺体を持ち出したうえ、多数の女性を殺害し、最後のパーツに主人公を狙う。

 自分の気持ちに気付いた主人公はアンリに告白するが、鍵の乙女を汚したくない気持ちからアンリは1度拒絶する。しかし、聖遺物を解こうと鍵の乙女を狙う教国の思惑や、主人公の切なる願い、そしてアンリも自身の気持ちを素直に受け入れ、2人は結ばれる。ロズベルグがブルローネの教会へ慰問に来る日、セヴァスティアーノは部下に毒ガスの使用を命じ、マフィア達は対応に乗り出す。一方、アンリと主人公はセヴァスティアーノと対峙することになるが…?

 

 あああああ…2人がブルローネへ戻るためとはいえ子供達が…前作のエンドから無邪気な笑顔を見せてくれた子供達が…そんな酷いよ…。しかも束の間のデートを楽しんだ隙を狙われたというのも余計に心が堪えた。アンリはこっそり家に監視者を付けていたから、主人公を誘ってくれたんだろうし、悔やみきれないなあ。アンリの攻略はセヴァスティアーノの存在を知ったALTERNTATIVA編プレイ後だから、予想はできてもこんな展開は避けて欲しかった。そして、他の5人と比べ物にならないバッド死の数々。1つの即死エンド後に本ルートの回収率見たらたったの10%って、目を疑った。

 セヴァスティアーノのアンリに対する愛の言葉はただただ気持ち悪く、周囲の人々が傷付けられて辛かった。死んだと思った人間が助かったら普通は喜ばしいはずなのに、むしろこんな人間に近付いて殺し損ねたことが罪に思えてくる。アンリが眼鏡をかけて仕事するスチルでの優しい笑顔はとても綺麗で、普段から悲しい顔をしてばかりの彼を幸せにしたいと、主人公と同じような気持ちになった。暗展開が多かったものの、自覚なく惚気る主人公に度々複雑な顔になるマフィア達と相変わらず恋愛に疎いオルロックには笑えた。さらに、アンリが一切主人公に手を出していないことを知った時のマフィア達の反応は爆笑もの。

 また、新事実が発覚し、前作で自殺と見られていたアンリの姉が実はダンテの父親に殺されていた疑惑が強まり、その後のアンリを養子に出した対応も復讐の1つだった可能性が浮上。あながち前作のアンリの主張は少し狂っていても間違いでは無かったんだね。やっぱりマフィアは怖い!なんだかんだで芝居を打ってアンリを見逃してくれるダンテってやっぱり優しいんだなって…。ニコラも過去の付き合いも多少関係しているのか、アンリを慮ってくれる。

 バッドエンドルートは、薬で洗脳されたアンリがセヴァスティアーノの言いなりとなって、次々に5人が殺されていき、監禁した主人公はアンリ(とセヴァスティアーノ)に犯されるという超絶エゲツない展開で、後味最悪で絶対1番最後にプレイしたくはないと思った。隠しで最後にプレイする人多いだろうに、トゥルー後にバッドを見た人はおまけコンテンツが少ないので癒しがない。特にスチルで主人公の苦痛な表情はできれば見たくないかな。CERO: Dよく通ったなあ。今回マフィアと交渉するシーンから、物静かながらアンリの人心掌握や誘導に長けた姿が見られ、ディレットーレ時代からの有能ぶりが遺憾なく発揮されていたが、まさかバッドエンドルートでも見せつけてくれるとは…。 

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↑キスすら我慢してきたアンリに対するダンテの評価がうなぎ登り(他のメンバーからも色々と失礼な発言が飛び出す模様)、このシーンは何度見ても吹く。

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↑ようやく結ばれて、アンリも素直な気持ちを伝えてくれるようになる。

 

 

攻略情報

 BURLONE編のアンリは攻略制限あり、ALTERNATIVAを1回クリアで解放されます。その際のエンド相手は誰でも構いません。また、ALTERNATIVA内の大団円は2周目以降攻略可能です(攻略条件満たしても1周目は強制的に誰かのエンドになる)。

・BURLONE ダンテ、ギルバート

好感度80以上でトゥルーエンドルート。トゥルーもバッドルートも、それぞれチャプター5に入った最初の選択肢でセーブしておくとエンド回収が楽です。

・BURLONE 楊

好感度80以上&選択肢「からかっている?」でトゥルーエンドルート。エンドは5つありますが、選択肢ミスで死ぬものが多く難しくはないです。トゥルーエンドルートではどんな選択をしてもエンドは1つしかありません。

・BURLONE ニコラ

好感度80以上でトゥルーエンドルート。エンドは3つで、うち2つはトゥルーエンドルートに存在し、チャプター4終盤の選択肢「キスをする」を選びつつトゥルールートを目指すとバッドに分岐します。ちなみに、チャプタースタートを使用してチャプター5の好感度LOWでも見ることはできます。

・BURLONE オルロック

好感度80以上でトゥルーエンドルート。エンドは3つで、うち2つはバッドエンドルートに存在し、選択肢「オルロックは悪くない」で分岐します。

・BURLONE アンリ

チャプター1で選択肢「どうして…」を選んだうえで、好感度49%に満たない(好感度上昇7の選択肢7つ)場合、チャプター3はバッドで即死します。好感度80以上&選択肢「少しは気が紛れるなら」でトゥルーエンドルート。ルートが決まったチャプター5以降にエンド分岐はありません。